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2010/02/03

楽器の物理的構造について

フルートもオーボエも、C管で楽譜上は実音で書かれるという認識があった。
が、よくよく調べてみると、物理的構造はD管らしい。
つまり、穴を1つずつ離して行くと、D-Dur(ニ長調、#が2つのスケール)になる。
うん。確かに、オーボエはそうだ。
スケールをさらうときも、D-Durが一番簡単。

そこで『なんで、物理的構造はD管なんだろう?』と思ってみる。
ヴァイオリンの弦は、開放時はG,D,A,Eの音になる。
つまり、D-Durの時において、
D … 主音
A … 属音
G … 下属音

主音は、トニックの根音、サブドミナントの5度の音になるし、
属音は、ドミナントの根音、トニックの5度の音になるし、
下属音は、サブドミナントの根音、ドミナントを7thコードにした時の7度の音になる。
そしてEも、サブドミナントの代理和音IIの根音になるし、ドミナントの5度の音になる。
つまり、ヴァイオリンの演奏においてD-Durは、倍音の響きが他の調性に比べて豊かになり、華麗で明るい響きになるらしい。

その為、フルート(トラヴェルソ)も、オーボエも、管弦楽の主役を担っていたヴァイオリンに併せて、物理構造はD管として設計されたみたい。この時代のトランペットも、D管がよく使われたとか。

フルート・トラヴェルソの運指を調べてみると、なるほど、バロッグ・オーボエと運指が似ている。
現在のフルートは、構造の改善で指を一本ずつ離したらC-Durになるようになっているけど、
オーボエは、・・・今現在の楽器でも指を一本ずつ離したらD-Durになる。

オーボエは、指が難しいって言われるけど、それって単純に物理構造がD管だから、♭系の曲がやりにくいだけなんじゃないか?
#系の曲だったら、♭系の曲ほど難しくないし。
(個人的には、オーボエはE-Dur(#4個)の楽譜より、B-Dur(♭2個)の楽譜の方が難しく感じる。)


それは、まぁ、良いとして、じゃ、なんで、ヴァイオリンの弦は、G,D,A,Eにしたんだろう…
とちょっと考えてみると、あ、そういえば、Aの音は赤ん坊の泣き声だから?、A(440Hz)が基準になったんだった。
ん?だったら、別にA-Durで、A管でもよかったんじゃ…?
んーーー。サブドミナントの代理和音の根音になるはずのHが無いのか。
D-Durの方が響きがよくなるのか。
で、バイオリンの弦をD、A、E、Hにすれば、A-Durの響きがよくなるのか。

クラリネットは、なんでB管にしたんだろう?
まぁ、A管もあるんだけど。
と思ったら、B管で穴を全部押さえるとその倍音成分にDの音があるから調和するらしい。
と何かに書いてあった。クラリネットは閉管だから、奇数倍音か。
まず、Bの3倍音の音を計算してみる。1オクターブ上のFだな・・・。
じゃぁ、第5倍音は? ・・・2オクターブ上のDか。第5倍音か・・・。
これで、調和するんだ。

昔の人は、よく考えていたもんだなぁ~。
周波数っていう単位が発明されたのって何時だろう?
楽器が発明されたよりは後だろうから、昔の人は、感性で理解していたんだろうなぁ。

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